TUFS Cinema SDGs特集上映会を開催 ──字幕翻訳や企画に学生が挑戦
2025.07.18
2025年7月6日(日)、アゴラ?グローバル プロメテウス?ホールにて、TUFS Cinema SDGsを考える映画特集『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』上映会を開催しました。
本上映会は「WATCH 2025: For a Sustainable Future」と連動したもので、日本映像翻訳アカデミー株式会社(JVTA)が主催し、欧宝体育平台_欧宝体育在线-app下载が共催するインターンシップに参加した学生が、上映作品の字幕翻訳やイベント企画?運営を手がけました。約50名の国内外から参加したインターン生は、3か月半をかけて協働しながら字幕翻訳に取り組み、上映会の告知活動やトークセッションの運営にも主体的に携わりました。
1作品目『自然と未来 ?オーストリアとブータンからの学び~ 』は、ニルス?ベーカンプ監督がブータンとヨーロッパを旅しながら、気候変動と人間の暮らしの関係を見つめ直すドキュメンタリーです。自然と調和したブータンの有機農業やGNH(国民総幸福量)の思想を通して、私たちの消費行動や価値観に問いかけがなされました。2作品目『イスラームの変革者 ~女性イマームの誕生~ 』は、女性主導によるモスクの開設を目指すイマーム(導師)シェリンを追ったドキュメンタリーです。イスラム教に対する誤った認識や恐怖が広がりつつある現実に際し、シェリンを中心とするモスクのメンバーは従来のジェンダー?ヒエラルキーからの脱却を推進していきます。
各作品上映後には、トークセッションが開かれ、『自然と未来』では本学の古川高子特任講師が、『イスラームの変革者』では本学の村山木乃実特任研究員が、インターン生との対話を通じて作品の解説を行いました。
会場には学内外から約120名のご来場があり、質疑応答では活発な議論が行われました。

